アミノ酸について

アミノ酸について

食べ物として口から摂り入れたタンパク質は、体内でアミノ酸に分解され、そして吸収されてからだの色々な部分に運ばれて、各部分を形作っている細胞を形成します。また、いろいろと代謝にかかわる働きをします。タンパク質で摂るよりもアミノ酸で摂るほうが効率がよく吸収が早いことから、アミノ酸飲料などが次々と登場しています。

髪の毛が作られる為には、システイン、メチオニンという含硫アミノ酸が必要。髪が燃えた時の硫黄の匂いはここから来ています。髪のため、肌のため、などとそれぞれ特化したアミノ酸サプリなどもあるようですが、用いる前には自分でも知識を得ておくほうがよいと思います。(2003/11/20)

悪玉アミノ酸 ホモシステイン

メチオニンは必須アミノ酸、体内で生産できないので食物から摂取する必要があります。システインはメチオニンから合成されるため必須アミノ酸ではありません。(必須アミノ酸とは、その動物の体内で合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のこと。)

体内でメチオニンからシステインに変わるとき、中間代謝物としてホモシステインに変わります。ホモシステインが滞りなくシステインに変わらないと血中のホモシステイン値が高くなります。このホモシステインは動脈硬化やアルツハイマーをおこす主要な原因であることが判ってきました。

ここでカギとなるのがビタミンB6、B12、葉酸です。血中のホモシステインを処理する方法は、肝臓で元のメチオニンに戻されるか、システインに代謝されるかです。ビタミンB6でホモシステインからシステインへの代謝が促され、また葉酸やビタミンB12でホモシステインからメチオニンへ戻されます。これらのビタミンをとることで血中のホモシステイン量をおさえることができると言えます。(2003/11/26)

イワシ人気

メチオニンは網膜を修復するときに使われるアミノ酸です。またアルコールを過度に摂るとメチオニンからシステインへの代謝を滞らせるという理由から、目を使いすぎ飲みすぎることの多い現代人の、メチオニンとシステインの量は不足気味だそうです。つまり髪を構成するアミノ酸が不足しており、髪の悩みの原因をつくっているというわけです。

それを解決する栄養素を持った物がイワシであると情報番組で紹介されたことから、イワシの缶詰がちょっとした人気になりました。アミノ酸のみならず不飽和脂肪酸DHAなどの点からもカルシウムの点からも優秀な食材ですが、最近になってイワシ不漁のニュース。世界中の海からこのまま減り続けるなんていうことがないように願っています。(2003/12/03)

もう少しアミノ酸の話

アミノ酸には人体に使われるものも含めて、かなりたくさんの種類があるそうです。人体に関係するものにしても、詳しくわかってきてからまだ年数は浅い。今、コンビニなどですぐ手に入るアミノ酸飲料は、主に即エネルギーに変わるもの、体脂肪をエネルギーに変えてくれるもの、ということを謳ったものが一般的です。

でも、アミノ酸は奥が深い。たとえば、今言ったようなアミノ酸飲料に良く含まれているプロリンなどは、エネルギー源でもありますが、皮膚などを構成する「コラーゲン」の主要な成分でもあります。お肌にももちろん良いし、当然健康な頭皮にも必要です。といっても、体のなかでつくられるアミノ酸、非必須アミノ酸ですから、特にどうしても口から摂らないといけない、というものではありません。コラーゲンを含む食べ物にも当然含まれています。アミノ酸として摂らないといけないものでは無いけれど、美容や髪の健康のためには、少し意識してみるのもいいでしょう。(2003/12/09)